世界の幼児教育ランキングで日本は何位?
- 2012/7/19
- 英語子育て
- 4 comments

みなさん おはようございます。kaoriです。
本日は、英語育児に関心の高いあなた、子供にグローバル感覚を身につけてほしいママにとって非常に興味深い記事を紹介します。
(記事は2012年7月に発表されたものです。)
幼児教育の世界ランキングを見てみよう!一体日本は世界全体の何位にランクインしてる!?
世界基準で幼児教育を見たとき、日本の教育は他の国々と比べてどうだとあなたは思いますか?
日本は先進国だし、いわゆる”学歴社会”なんだから、結構上位じゃないかな?
そんな印象を持つのではないでしょうか。
さあ、実際に日本の教育は他国と比べてどのあたりに位置づけされているのかを、一緒にみてみましょう!
世界の幼児教育ランキング、日本は45ヵ国中21位
イギリスの雑誌「エコノミスト」の調査機関がこのほど、幼児教育の世界ランキングを発表した。
フィンランド、スウェーデン、ノルウェーの北欧諸国がトップ3を独占、英国、ベルギー、デンマーク、フランスと続き、トップ10のほとんどを欧州勢が占める中、韓国がアジア勢唯一10位にランクイン。
日本は、調査対象45ヵ国中21位。アメリカは24位だった。
世界の幼児教育ランキング、日本は45ヵ国中21位イギリスの雑誌「エコノミスト」の調査機関がこのほど、幼児教育の世界ランキングを発表した。フィンランド……….≪続きを読む≫
強豪国!北欧三カ国が世界の教育ランキングでトップを飾る☆
記事を読んで分かる通り、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーがトップを独占しています。
きっと皆さんも聞いたことがあると思いますが、さすがに北欧は教育や福祉に強い国々の勝利ですね
一方、我が母国である「日本」は45カ国中21位だそうです。
調査が行われたのが全45カ国ですので、日本のランキングはちょうど真ん中ですね。
※ こちらから、この調査に関する詳細まで書かれたPDFファイルをご覧頂けます。
このランキングでは何をどう調べたのか、どんな項目を上げて比較をしているのかなどなど、詳細をお知りになりたい方はご参考にどうぞ。
http://graphics.eiu.com/upload/eb/lienstartingwell.pdf(全42ページ |英語)
幼児教育におけるランキング上位の国は、何がどうよかったのか?
総合トップのフィンランドでは、政府が小学校入学前のすべての子どもに、無料の幼児教育とデイケアを提供しているのだそうです。
また、さらに教師1人あたりの幼児数も平均11人と他国に比べて低いことがプログラムの質を高めているとして、高評価につながったと言います。
(1)無料で幼児教育がうけられること、
(2)それぞれの先生につく幼児数が多すぎない
というのは、子を持つ親御さんにとって、非常に関心の高いポイントであり、満足度にダイレクトにつながる点ですよね。
この記事を読んで、私が特に関心を持ったポイントは、
幼児教育の質には「教師の社会的ポジション」が密接に関係しているという部分でした。
フィンランドの幼稚園の先生は、すべて大学レベルの教育学の学位を取得。
なんと、幼稚園の先生は弁護士などと同様に尊敬される職業なんだそうですよ。
日本ではどうでしょう?
日本の幼稚園の先生は、社会的地位で言ったら、どう思われている職業でしょう?
みんなに敬われ尊敬されて、先生も誇りを持っていつまでも満足して働ける環境にあるのでしょうか?
子供たちが憧れて、多くの子供たちが将来なりたい!と思えるような人気の職業でしょうか?
この記事がきっかけとなり、私は ふとそんな風に自分に問いかけてしまいました。
北欧の幼稚園の先生のお給料事情はどうなの?
フィンランドの幼稚園教諭の給与も、なんと全世界でトップなのだそうです!
一方で、日本の幼稚園の先生の給与はどうでしょう。
2016年の調査では、日本の幼稚園の先生の平均月収は22.9万円、平均年収は339.3万円、推定の平均時給は1,301円となりました。
一方、フィンランドの幼稚園教諭の平均月収は2600ユーロ(約33万円)という結果がわかりました。
https://www.oph.fi/english/services/faqs/teachers_and_school_leaders
きっと、フィンランドの先生達は自分の仕事に誇りをしっかりもち、プロの意識を持って 子供達とふれあっているんだろうな~と想像できます。
子供を育てるということは(親にしろ学校にしろ)、国の将来を背負う程の責任のある仕事、と常々私は思ってます。
日本の幼児教育に関しての改善点、学ぶ事、真似できる点、
或はもっと発展した考え方をすれば、どの国に将来性があるんだろう?……など、
色々考えさせられる記事でした。
みなさんはどう思いますか?
ぜひコメント欄でご意見をお聞かせください!
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コメント
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2児の母として、とても興味深い内容でした!日本の幼児教育はもっと力をいれて欲しいと常々思います。幼稚園教諭や保育士は給料がほんと低いと思います。大事な時期の子どもの教育者なのに・・・。教育改革していただきたい!
>伊丹でベビーマッサージ Merci~出張もしますさん
コメントありがとうございます!嬉しかったです。
私も伊丹でベビーマッサージ Mercさんと同じように感じています。
幼稚園教諭、保育士さん達の社会的ポジションがもっと上がる事、これが日本の根本の教育を変えるきっかけとなる様な気がしてなりません。
お給料ももちろんの事、意識もそうですよね。
息子の幼稚園の先生達を見ていて思います。
「子供が好きだから幼稚園の先生になった^^」というだけでは勤まらない、大変なお仕事と思います。そのレベルを超えて、人の人生に関わる重要な職務なんだと私はここの所感じています!
日本で保育科を卒業し、幼保の資格を持っています。
このランキングを最初見た時は、日本がもっと下のはずだと感じました。理由は、日本は保育士資格取得を安易にできること。(学校に通わない者が行うマーク式試験は特に)試験を更に簡単にする動きがあることです。
カナダは、なぜか日本よりランキングが下なので不思議に思っていたのです。
カナダの幼稚園教諭は大卒+2年間の先生用の学校に通わないといけません。(州によります)給料は、幼保どちらも日本よりも高く就業時間も7時間で残業なし(ある場合は、給料の1.5倍程)
幼児教育水準も日本より高いです。
しかし、この英文の資料に目を通すと日本の場合公立の園を含んでいるので、ランキングが必然と高くなるのだと気付きました。給料は、日本の小学校の教師と変わらないことが書かれていますので。
あと、保育料が安いことでしょうね。(カナダは、最低でも10万円以上します)
匿名さま こんにちは!資格をお持ちの方からの貴重なお話、ありがとうございます。匿名さんのおっしゃる通り、公立の先生の給与に触れた部分を読み返してみて、新たな発見がありました。
逆にプライベートの先生の給与の方が低いということも知らなかった、自分の無知さ加減を知った次第です。
日本の保育料が安い、先生の給与は上がらない、残業が多い、酷な職場環境である、預ける園が見つからない、母親が働きに出るのが大変、少子化、、、何もかもがリンクしているように思えます。
私は日本で子供を育てていないので現状をよく理解していませんが、シンガポールでもオーストラリアでも、プリスクールの学費は結構高くて驚いたのを覚えています。シンガポールでは年間を通した教育カリキュラムが組まれていたと思います。
この世界のランキングは、古い記事でしたが、匿名さんのおかげでまた見返すこともでき、発見がありました。ありがとうございました。